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コンセンサスを見ていますか?

コンセンサスを見ていますか?

怒涛の決算シーズンも一旦のピークを終え、落ち着いたところでまた今回久々に記事を書いていこうと思います。

今回は、「コンセンサス」について

決算書を読むのに慣れている人や幅広く長年見ている方には当たり前のことと思われるかもしれませんが、決算が発表されて、「なぜ、最高益決算なのに株価は上がらないの?」とか「QonQで増益だけどどうして?」みたいなことを思っている人は投資初心者なら尚更、そう思っている人は少なからずいるはずです。

私は、最近は特に使える時間が限られていたので、決算期だけ頑張るという手法になってしまっていましたが、それでもしっかり利益を上げることができ、「良い(買われる)決算とはなにか?、良くても買われない決算とはなにか?」の区別がだんだんと掴めて来つつあるような気がしています。

もちろん決算発表後に株価が変動する要因は、業績だけに基づいた要因だけではなく、需給や地合いといった予測のしずらい要素も含まれています。

今回説明する「コンセンサス」も決算後の株価を決定づける要因の一つであり、意外に見落としがちな人も多くいると思ったのでブログにまとめようと思いました。

コンセンサス=ハードル

コンセンサスを説明するにあたって、それが意味するところを説明しておかなければいけません。

コンセンサスは、直訳すると「総意」という意味になります。

マーケットコンセンサス•••企業業績や経済指標に対する市場予想の平均値を指します。たとえば、会社側が自ら発表する業績予想などは保守的なものも多く、結果的に業績にブレが生じる場合があります。一方、調査会社のアナリストなどは会社の実態を把握し、現実に沿った数値を予想していきます。これらアナリストや専門家が予想した数値に基づいて算出するのが、コンセンサス(市場予想平均)です。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ma/J0730.html

コンセンサスの定義の説明は上の引用のとおりになります。

コンセンサスが

①アナリストにより算出されたものであること。(=アナリストの総意)
②会社側の発表値と実態とのブレを解消するための数値であること。

この2点で重要だということです。

ここで注意なのは、

会社が強気予想を出せばだすほど、コンセンサスも上がる場合が多くなる。

コンセンサスも常に正しいわけではなく、コンセンサスが高くなればなるほど、その銘柄への期待値も大きくなっていると考えることもできる。(=少しでも届いていなければ暴落…。)

ということです。

コンセンサスが上がる=ハードルが上がる、ですからその分決算持ち越しのハードルも上がってしまうわけです。

コンセンサスはどこで見ることができる?

証券会社アプリの業績欄から見ることができます。

しかし、コンセンサスはアナリストの総意で決定されるものなので、アナリストがカバーしていないような中小型銘柄には設定されているものといないものが存在します。

大型銘柄は、ほぼほぼアナリストのカバー範囲なので設定されています。

以下が実際のコンセンサス情報です。

楽天証券「iSPEED」「業績」タブより

例として、9684スクウェアエニックスHDの業績欄を取り上げてみます。

決算概要の説明にも書いてある通り、2019,3月期はIFISコンセンサスを2.5%下回り、2020,3月期(来期)はコンセンサスを36.2%下回る予想となっています。

これが株価にどう反映されたかですが、発表翌日の寄りは前日比420円安(3735円→3315円)の暴落気配からのスタートとなりました。

一旦この数字を織り込んだ株価は、買い戻しなど需給要因も働いて寄り底で推移し最終的に終値3495円(前日比240円安)で引けています。

このように、コンセンサス、特にこの企業の場合は来期のコンセンサスが大幅に下回ったことが嫌気されての株価下落が見られています。(こういう事があるから、本決算持ち越しなどはリスクが高いと言われる理由です。)

最後に

以上長々と書いてきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

何事も鵜呑みにするのは注意ですが、これをきっかけに株価を決定づける要因の一つであるコンセンサスとは何かを知っていただければ幸いです。

決算を見るとき、決算持ち越すときは業績(QonQ含め)は当然ですが、同時にコンセンサスや四季報予想(最近下火ですが…)もあわせて確認するクセを付けておくと精度がグッと高まるかもしれませんね。

他にも決算に関する記事はいくつか書いていますので、興味があればそちらも読んで見てください。

ではまた!

参考記事

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