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景気後退とディフェンシブ銘柄投資のすすめ

景気後退とディフェンシブ銘柄投資のすすめ

今回は、世界経済(特にアメリカ)の今後の見方などいろいろと触れながらも、それに対する一つの方策としてディフェンシブ銘柄への投資についてまとめておきたいと思います。

 

標から見えること

最近、雑誌や各証券・銀行・信託会社が発行するレポートを読んでいると、「ディフェンシブ銘柄への切り替え、景気後退に備える」などという項目、内容が目につくようになりました。(Twitterでもそういうツイート、記事が増えてきた印象)

 

直近の日経平均の推移を見ても、8月半ばからCSの先物買いの効果もあり、23000円超えたもののそこで定着できず、下へ売られる展開となりました。

再度、総裁選後などに23000円を奪還し、更に高値更新するのならそれはそれで良いのですが、11月にアメリカの中間選挙も控えているということもあり、トランプ大統領の行動で大きく指標が変動してしまうという状況は避けられないでしょう。

むしろ、米中間選挙前後は一層警戒すべきだと思いますね。もちろん通過後反発も十分考えられますね。(←そうなって欲しいところですね。)

ここで触れておきたい指標の推移があります。

JPMのリリースから

 

 

ISM製造業景況感指数が、50を下回ることは景気後退の前触れであり、過去との比較から、来年の7 月頃に「50割れ」が発生する可能性がある。

長短金利差(米国10年国債利回りー米国2年国債利回り)の逆転現象(=いわゆる逆イールド)も発生しており、こちらも米国の景気後退の前触れとなっている。(0を下回って1年ちょっとで景気後退入り

※通常は、長期金利利回り>短期金利利回り

 

この先起こる可能性が高い米国の「景気後退」に備えて取るべき戦略として、3つのルートを考えてみました。

3つのルート

①景気後退サインが点灯する前までは、シクリカル銘柄(景気循環株)に投資してもよいが、本格的に後退が始まると、ディフェンシブ銘柄への中長期投資へ切り替える。

 

②イベント(決算、四季報先回りなど)時ごとに短期スパンで投資。普段は、短期(デイなど)で取引して、スイングポジションを取らない。

 

③地合いの影響を受けにくい仕手株に投資(投機)する。

 

①に関して

現在の日本市場は、指標的にも弱く、目先のカタリスト(材料)や大きな思惑がないと買われない、更に現状では商いも少ないことから、この条件から外れる銘柄には更に買いが入ってきにくい。(不況が始まればなおさら)

直近のIPOなどを見ていてもなかなか厳しさを感じます。

超絶下げ(リーマン級の)を経験していないので、何をどのタイミングで買うべきなのか勉強不足のところもあるので今後は、前もってその予兆を捉えるために、より一層マクロ的な要素を見ようと思ったわけです。

 

以下が指標の本格下げの体感をうまく言い表していると思います。

1999年12月末から2003年3月末を「ITバブル崩壊期」

2007年5月末から2009年2月末までを「リーマンショック混乱期」

まず、株価の動きで注意しておきたいのは、興味深いことにいずれの期間も株価が58%下落していることだ。下落幅の数字が近しいことに加え、その下落率を考えれば株式をすべて売却する判断も十分あろう。ピークから60%下落というインパクトはぜひ頭に入れておきたい。

参照リンク: https://www.longine.jp/abstract?id=3921

 

②に関して

イベントに対して先回りすることは、目先のカタリストがはっきりしているぶん、値幅が取れることがありますね。不況時には、投資先が見つからない(余力資金がある)投資家も多くいて、資金が入っている銘柄に対して、更に(投機)資金が入ってくる傾向があります。

 

③に関して

仕手株は、どの時期でも盛んですね。不況時に大相場を作る仕手株もありますが、どこまで持っていくかは運転手の考え次第なので、深追い厳禁、逃げ足を早くすることは言うまでもありませんね。

 

上に追加するとすれば、米国の景気後退が本格化する前までは米国株に投資すること。トランプも自国は優先して守りたいでしょうから、強気の姿勢が評価されて、米国株はまだまだ上がりそうな感じもします。

(ウォール街のご意見番Byron Wien氏によれば、米国株はまだ割高でないらしいですから、まだいけるかと…。)

 

①のディフェンシブ銘柄の特徴もこの機会に整理しておきたいと思います。

 

ディフェンシブ銘柄とは

景気の変動の影響を受けにくく、業績が安定している業種。

具体的には、食品や医薬品などの生活必需品関連、電力・ガスや鉄道、通信などのインフラ関連。

急騰することもないが、急落することもない。

不景気時には、安定を求めて買われやすくなる。

値上がりによる収益を狙うというよりは、配当や優待による収益をとる。

 

終わりに

今回は、この先近い内に到来が予想される米国の景気後退に備えて記事としてまとめました。

米国の景気後退は、もちろん日本にとっても非常に大きい問題でもあり、株式投資をするにあたっては、必ず押さえておきたい部分ですね。今のうちから、ディフェンシブ銘柄を買い始めたり、日々の相場でも世界のトレンドや景気敏感セクターの一つである情報技術セクターなどしっかり意識して見ていこうと思っています。

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