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第1四半期決算が重要な理由

第1四半期決算が重要な理由

今回は、1Q決算に焦点を当ててお話しようと思います。

 

まず、

なぜ1Qに注目するのか?

これについてですが、

決算書を読む方々は、投資をしていれば数多くいて当たり前ですが、その時々の決算の数字ばかりに注目している方が多いなという印象を抱いたからです。

もっと簡単に(※単純ではない)そして明確に会社の変化を掴むことのできる方法はないだろうかと考えた時、この1Qに注目するという方法はなかなか使えるんじゃないかなと言う結論に至ったわけです。

1Qで超絶決算(※ここでは、前期比数倍を指す。)を出した会社の通期で見たときの業績が良いという見方については、なつさんという凄腕元ファンドマネージャーの方もおっしゃっておられます。以下引用。

 

1Q決算発表が本格化しますが1Q決算から大幅上方修正は調子が良すぎて仕方ない裏返しです。しかし、市場の物色は次なる上方修正を探す為、今回はしないものの保守的な体質で2Q、3Qに大幅上方修正しそうな会社へシフトしがちでした。 とは言え1年終わってみれば1Q修正組がその年本命が多かったです。 ーなつ

 

私は、決算で見るべき部分として、

業界・セクター動向(どの業界に好決算が多いか。どの業界が儲かっているのか。)

企業の業態(ビジネスモデル)変化とそれに伴う業績の変貌(何らかの変化)

+

スタートダッシュの良さ・勢い

ここに注目しています。(いろいろ他にも視点はありますが、大きくはこれらの部分に収束するかと。)

 

1Qというのは、会社の年度最初の決算。

会社の今後の方向を決める大切なQだという認識です。

 

リスクと認識について

では、この方法で決算を見る時、どんなリスクがあるのでしょう?

私が思うこの場合のリスクと認識は以下のことだと思っています。

 

・早く織り込みすぎる(株価の水準訂正が早い)

・期ズレや重い先行投資負担

・前期1Qが出来過ぎの数字であったこと

・会社側のリスクや地合いのリスク

 

上のそれぞれについて解説を加えると、

・1つ目について

早く織り込みすぎた場合何が問題かと言うと、

1Q以降の決算の業績も織り込みに行ってしまい、3Q辺りで業績のピークを迎えてしまうこと。

会社としては素晴らしい数字を出しているのに、織り込みすぎているために、成長鈍化とみなされて、フェアバリューまで株価が下落してしまうリスク。

・2つ目について

前期4Qからの期ズレで1Qの見栄えがとても良くなっている場合がある。この場合、そのズレが発生しなくなる2Qでは一気に減益なんて言うことはよくあることで注意が必要。しっかり決算短信は確認すべきということですね。(この前のサ◯オスとか…)

先行投資負担で一時的に1Qの見栄えが悪くなることもあります。この場合は、逆に2Q以降に上手く行けば業績が化け始める可能性があるので頭に入れておくことが重要。

・3つ目について

これについては、期待上げでの弊害を取り上げたいと思います。前期が良かったからといって、今期が更に良くなるといった保証はどこにもありませんよね??

前期1Qの決算結果が良かったからということで、決算前に期待買いが多く入ってきて、結果は満足できるものではなく大暴落なんてことはよく見ますよね。

そういうことに引っかからないためにも、期待上げのうちに一旦利確しておくことや定性情報を確認して今期も前期を引き継ぐのかどうかなど決算をまたぐ根拠を見つけることが重要となります。

・4つ目について

これは投資全般に当てはまることですが、地合いが悪い時の決算に注目すると本来スト高になるはずの決算でも安寄りするというケースも十分あります。結果的にすごく安く買えたなんてことも。会社側のリスクについては、過去の四半期決算短信を見返してみることが一番でしょう。


 

ここまでは考え方をまとめましたが、ここで一旦休憩して、次に検証結果もろもろについても書いておきたいと思います。

 

1Q決算での前年同期比経利変化率と翌日上昇率との関係

 

今回の1Q決算で、好業績銘柄についてその銘柄ごとの経常利益の前年同期比増加率×決算翌日上昇率との関係を散布図としてまとめてみました。

対象期間と対象銘柄:6月末〜8月はじめ頃までの1Q決算銘柄

標本数:n=1111

決算翌日上昇率:決算発表日の終値から決算発表日翌日の終値の変化率

以下がその散布図です。(独自調査です。)

 

こう見ると、基本的には変化率+で翌日+(右上)が多くなるのは当たり前です。

一方で、変化率が1Qから何倍にも大化けしたとしても翌日鈍い上昇だったり下落したりしているものも見られます。(まあ前期比変化率±200%までの範囲にほとんどの銘柄が入ってるんですけどね。)

変化率+で翌日−(右下)や変化率−で翌日+(左上)も一定数あることが分かります。

中長期で追いかけるなら、右下や左上に入っている銘柄を調査したほうが良いのかもしれませんね。

 

最後に

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

久々のブログ更新でしたが、だらだらと書いてしまいました笑

決算の時だけ買う人もいるぐらい、決算は投資家において大事なイベント。

上手くQの特性なども活用して、今後の投資に活かせるといいですね。

参考になったと思った人は、シェア、イイね等もよろしくお願いします。

次回も質の高い記事を書いていきたいと思います!(更新頻度は、多忙のため落ちてしまいます。。)

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